【10/1『食の職』トークイベント レポ】 〜その3〜
18時40分。10分押しでお客様のあたたかい拍手で入場した3人。右から木村さん、資料が置いてあるテーブルをはさんで副店長、店長。最前列席との距離は1メートルほどの超お客様密着型スタイル。スタッフ一同から花束贈呈の後、みんなで乾杯!「みなさんどんどん飲んでください。ベルクおすすめワインです!」と副店長の一声でいよいよトークセッションスタート♪

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”本を書く 出すことについて”

木) なぜ、ベルクをはじめられたのですか?

店) もともと物書きになりたかったんです。で、それをあきらめまして。

木) どんな文章をそのとき書いていたんですか?

店) しゃべれないんですよ。もともと。人としゃべることができず、ひきこもりたい人間だったんです。

木) 文章で何か現したいということかあったんですか?

店) 書く事で自分を保てたというか。自分のために書いていたんです。まぁ物書きになるのは無理だと悟って。いくら書くことが自分にとって必然でも、それとそれを仕事にするのは違うなぁと。

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木) でもお二人は本1冊づつ書かれていますよね。

店) なんの間違いか・・まぁ、この後につながっていくんですが、僕の場合、ちょうどこのお話をもってきてくださったのが、稲葉さんといううちのお客様だったんですね。本、書きませんかって。そのときちょうどルミネさんから・・

副) いきなり(笑)

店) 出てってくれと。この本はある意味、ルミネさんとの共著みたいなもので。

副) きっかけがルミネさん。

店) ちょうどそのことが書けるって思ったわけです。稲葉さんはご存知なかったんです。立ち退きの話を。署名用紙を店に置く前ですから。稲葉さんとしては、そのことを書くなとは言えないけれど、メインにしてほしくはなかったみたい。最初、ベルクの本とうかがって、どなたかが書いてくださるんだと思ったんです。そしたらどうやら僕が書くというお話で。一瞬ためらいましたが、実際、法的なことはさておき、家主から出ていけと言われている状況の中で、店を続けられるのかという不安がありました。続けられないかもしれない。そう思うと、急に20年の経験をこのまま埋もれさせるのはもったいないという気持ちになって。ベルクから巣立ってお店を立ち上げた人もまだ3人くらいしかいませんし。

木) そんなにいるんですか。

店) これからお店を始められる方の参考に少しでもなれば、という思いでけっこう気前よく何でも書いたつもりです。

木) 『新宿駅最後の小さなお店ベルク』は2008年で『食の職』は2年後ですね。

副) いきなりベルクって話をはじめちゃったんですがみなさんベルクってご存知ですか?

(続々と手が上がる)

副) ありがとうございます!

(ここで前回も大活躍した店長お手製のテーマボードが登場)
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”ルミネのこと 管理のことについて”

店) どうしてルミネさんがベルクに出ていけと言ったかということについては、長くなっちゃうんで。

副) ホームページにガンガン書いてあるのでご覧ください。

店) (ボードを指さして)管理のことってありますけれど、ルミネさんからするとうちみたいなインディーズショップは得体のしれない感じがするのではないかと。ルミネさんに限らず、管理する側からすると困った存在なのではないか。

木) 魑魅魍魎がないほうが。

店) そうですね。”管理”という言葉ですけれど、管理は必要なことですよね。自分たちも店を”管理”している。問題は、誰が管理するかです。現場監督なのか、本部なのか。現場から離れれば離れるほど、危険なもの、わけのわからないもの、予想のつかないものは消していく。現場を知らない人は、そういう管理の仕方になってしまう。

副) 見えなくする、排除していくっていうのはありますね。

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店) 要するに、トラブルを起こしたくないわけです。無難に済ませたい。現場は無難に済ませられない。何でも起こりますから。
起こるのがあたりまえなのが現場です。しかし現場にいない人たちは、起こるという前提そのものをなくそうとする。

副) だから事前に取り決めをして起さないようにする。

店) もちろん、備えあれば憂いなしで、事前に手を打つこともある程度必要ですが、現場感覚がなくなるとその手の打ち方に歯止めがきかなくなってしまう。例えば、公園からブランコとかジャングルジムとかずいぶんなくなっていますよね。

木) 立て札だらけになっています。

副) 本来、大人が子どもに危ないから気をつけなさいと注意して、その注意をちゃんと聞かなければ叱るということだったと思います。

店) 多少は、危険を身を持って学ぶことも必要かも知れないし。
副) 話したいこといっぱいある!

店) じゃ、次行きましょうか。(つづく)

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by bergshinjuku | 2010-10-07 02:19 | +その他+
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