【店長ブログ】  わたしたちの核アレルギー
わたしたちの核アレルギー


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ありがとうございます。

しかしまさか、放射能の数値なんか気にしながら生活する日がやってくるとは、思いもしませんでしたね。
今のところ、ベルク(東京)にいる限り、あんまりビクビクしてもかえってストレスのほうが細胞へのダメージ大きいですし、おいしいもの食べて、おいしいもの飲んで、免疫力高めてまいりましょう!
若いスタッフには、一応用心するに越したことはないから‥雨の日は局所的にホットスポットという現象が起こるかも知れない‥と内部被曝の簡単な予防対策(基本は花粉症対策と同じ)をすすめていますが、「おびえすぎでは?」という声もあるようです。そうなんです。私たち(特に60年代生まれ社員)は、チェルノブイリを見ているし、ヒロシマ、ナガサキもありました。日本人は核アレルギーが強いんです。でも、それは大事なことです。

私自身、20年以上前に「反原発」の運動に一瞬かかわりましたが、その時作ったビラに「放射能がこわい(だけ)では、運動は続かない」と書いています。放射能はもちろん、こわい。が、だったら火事もこわい、交通事故もこわい、というレベルの話に落ち着いてしまいそうだったからです。

私が原発に反対するのは、何よりそのゴーインで秘密主義的、場当たり的な進め方にあります。そのように進めるしかない原子力産業のあり方が問題なのです。例えば、地元の人たちの横っ面を札束でひっぱたいて、漁業権を奪う。しかし、漁業というのは単に目先のお金儲けのためにやるわけじゃない。そこには、人と人のつながりを含めて、たぶん生活のすべてがあるわけです。それを「お金がすべて」の思想にぬりかえるところに恐ろしさを感じたのです。

私たちの「豊かな」生活、そして経済大国ニッポンの存続は原発なしにありえないという考えは、一見、絶対的な説得力を持ちますが、既成事実で原発を正当化しているだけのようにも思えます。いずれにしても、オール電化(傾向)の生活とともに、一元化された電力供給システム自体の見直し、いや、そもそも経済大国であり続ける必要があるのか?という(いわゆる「新自由主義」はいきづまりつつある)根本的な問いを今回の震災はハッキリと突きつけてくれました。

それにもう一つ、私たちはやはりヒロシマ、ナガサキを風化させてはならないということです。
「ヒロシマ」という言葉は、すでに世界共通語です。そこから私たちは様々なメッセージを読みとらずにはいられません。核アレルギーと言われればそれまでですが、自然界の放射能とはある程度付き合えても、原爆や原発のつくる放射能は自然界にはないものです。中には、永久に生命に影響を及ぼすものもあります。その時点で、「核」は禁じ手だったのではないでしょうか。
とりあえず個々の日常レベルでは、安全かどうかという基準値がまず重要な目安になります。が、それと同時に、核の本質的な問題を見失ってはならないと思うのです。


井野朋也


原発がどんなものか知ってほしい(全)
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

1988 田島征三 フリー・ペインティング 上野 水上音楽堂
1988年10月23日、東京上野の水上音楽堂で「脱原発法」を呼びかけるイベント
http://zoome.jp/whiteproduction/diary/219/

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by bergshinjuku | 2011-04-02 20:14 | 店長ブログ
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