カテゴリ:店長ブログ( 61 )
【至急】 昨晩のアップした文章について誤りがありました。
いつもベルクをご利用いただきありがとうございます。
”新ルールに抗議”の文章が途中で切れてしまっているミスがありました。大変申し訳ありませんでした。
新たに全文アップしなおしましたので正しくはこちらになります↓
http://norakaba.exblog.jp/15034597/
何卒よろしくお願いいたします。(宮崎)

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by bergshinjuku | 2010-08-30 09:29 | 店長ブログ
【店長ブログ】 新ルールに抗議

新ルールが何と8月28日からのスタート(急に!)、とルミネさんから発表がございました。前日27日の飲食店(本部)向け説明会では、当店の社員愛染、市原から、①ルールの内容が現場の状況を踏まえていない、②ルールの決め方が一方的過ぎると指摘、「認められません」と抗議させていただきました(そうしないと、認めたことにされかねません)。
先日のショップマスター向け講習会の時のような威圧感は薄かったものの、ルミネさんのご返答は「ご理解いただきたい」の一点張りだったそうです。
新ルールでは、スタッフの退出時刻を一律0時半としています。私どもにしてみれば、きわどいタイムリミットです。そりゃ私ども自身、終電には間に合いたいし、モタモタしたくありません。これまでも簡略化できるところはなるべくして、業務がはかどるよう努力してまいりました。ただ、調理器具の洗浄など、手の抜けられない仕事も山ほどございます。
飲食店の質はある意味、準備と後片付けで決まります。営業中より休業中のほうが大仕事のお店もあるくらいです。
飲食店が工場と違うのは、生きた人間を相手にし、生きた食材を扱うところでしょう。予測できないこともしょっちゅう起こります。
予定通り仕事が進むとは限らないのですね。0時半退出はもちろん目標にしたいですが、リミットとなると無理が出ます。ルミネさんから、オーダーストップを早めればいいとご提案いただきましたが、突然の時間短縮は(突然の値上げ、突然のサービス低下と同様)お客様への裏切り行為になります。
何より柔軟な対応と冷静さが求められる現場において、容赦無用のタイムリミットは混乱とプレッシャーしか与えません。防火対策にも悪影響が及ぶ危険がございます。
それでもタイムリミットを設けるのはなぜか?スタッフ退出後、ビル側がいっせいに各店舗をまわり、防火チェックして下さるからだそうです。大変ありがたいのですが、要は私どもの防火チェックがちゃんとできているかどうかのチェックなんですね。罰金のためのチェック…ではないでしょうが…。
ちなみに、えーなんで払わされるの?と思える罰金が、ルミネさんにはいくつかございます。えー払いたくないと思っても、毎日の売上金をそっくりビルにお預けし、そこから家賃や諸経費が引かれて戻ってくるシステムなので、罰金も自動的に引かれてしまうのです。たった一秒の「居残り」で、1000万円が引かれる!?
ただ、「罰金1000万」というのは、木村ルミネエスト店長が私どもの「気を引きしめる」ための、ついお口をお滑らしになった言葉だそうです。実際は?5万円。1000万に比べたらぜんぜん安い!!って、そういうことじゃない…。

ベルク店長 井野朋也

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by bergshinjuku | 2010-08-30 00:14 | 店長ブログ
【店長ブログ】 木村ミネエスト店長、「契約破棄!」とショップマスターに
木村ミネエスト店長、「契約破棄!」とショップマスターに

最近、ルミネエストの館内で、ちょっとしたボヤ騒ぎがございました。
忙しい中、連日のように館内の全店舗のショップマスターが呼び出され、講習を受けさせられています。もちろん、私どもも火事は絶対に避けたいですから、防火対策を強化するのには大賛成。より気をひきしめてまいる所存です。
ただ、ボヤを起こしていない現場の責任者まで長時間拘束されるのは、なんか連帯責任みたいで、軍隊じゃあるまいしと思ってしまいました。
しかもそこでのルミネエスト店長木村さんのお話は、「ルールを新しくした!(テナント側の同意を得ぬまま?少なくとも、ベルクは同意していません)」「それを守らなければ、契約破棄だ!」「もしくは100万から1000万円の罰金だ!」というものでした。防火対策の講習で、ショップマスターをおびえさせてどうするの?これがもし鉄道会社で、ショップマスターが気の弱い運転手だったら、かえって事故になりかねません。人間、焦ると冷静な判断ができなくなります。
そのルールというのも、夜11時以降の館内での飲食の禁止といった(閉店が夜11時のベルクでは、あがりのビールがスタッフのささやかな楽しみです)、火の始末にかかわりのないものまで含まれるようです。こうなると、ちょっとしたイジメ?
現場のスタッフで、火事を起こすつもりで起こす人はいません。それでも疲れがたまったり余裕がなかったりすると、魔がさすことは十分ありうる。そこをどう和らげ、フォローしあい、チェックしあうかというのが、現場感覚としては一番の安全対策の鍵になります。
何らかの罰則も必要でしょうが、あまり禁止、禁止、禁止、罰、罰、罰と上からおさえこんでも、逆効果にならないか心配なのです。しかも「契約破棄」という、店にとって「死刑」にも匹敵する最大の罰をふりかざして。

ベルク店長 井野朋也

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by bergshinjuku | 2010-08-26 00:40 | 店長ブログ
【店長ブログ】 ベルク開店20周年を迎えて
ベルク開店20周年を迎えて

お陰様で、25日でベルクは20歳になりました。
大人です。
これからは、落ち着いたアダルトな雰囲気で?いやーなんか違いますね。やっぱベルクはやんちゃで元気いっぱいじゃないと!
お客様をはじめ各方面から祝辞、祝電をいただいています。
その中に、アイルランドのギネス本社(品質管理最高責任者ピーター・コールさん)の「たったの20年?」という言葉がございました。「これだけの人気店が、たったの20年というのに驚きました」とのこと。
確かに、名前を売るより実績第一の西欧では、名店になるにも100年200年という年月を必要とするのかも知れません。
そう考えると、20年なんてヒヨコです。まだまだこれからですね。
何とぞ末長くよろしくお願い申し上げます。


ベルク店長 井野朋也

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by bergshinjuku | 2010-07-26 11:00 | 店長ブログ
「ルミネ全面禁煙問題 7」【店長ブログ】 ベルク社員会議ご報告/タバコっておいしいんですか?

ベルク社員会議ご報告/タバコっておいしいんですか?

分煙にすべきか?それとも全面禁煙か?
私どもはそれを「タバコ問題」と呼んでいましたが、先日の社員会議で、それではタバコ自体が問題化されてしまう、ひとまず「ルミネ全面禁煙問題」と呼ぶべきではないか、と意見が出ました。
まず問題にすべきなのは、「全面禁煙を決めるのが家主や行政であっていいのか?」なんですね。
それは各店舗、各家庭で決めればいいことです。
例えば、タバコの毒性が問題にされると、じゃあ車の排気ガスは?と問題をすりかえる人がいます。でも、それはそれです。タバコの煙はタバコの煙なんです。それ特有の問題がある。それと全面禁煙の決定権がどこにあるかという問題もまた別問題です。
そこをまずハッキリさせておく必要がある。
と言いつつ、会議はいつものように脱線の連続、最後はタバコ談義で盛り上がりました。
若い社員の中にはタバコ未経験者もいます。「タバコっておいしいんですか?」の質問に年長(元不良)組はびっくり。まあ未成年のうちに一通り(タバコ、酒、万引き…)すませておけば、ルールはルールと割り切る大人になれる…とも限らないでしょうが、ダーティーなものに条件反射的に眉をひそめる人って、もしかしてその味を知らないだけ?と思ってしまったり。
年長組は口をそろえて「吸ってみれば?」「どこでも売ってるよ(駅ナカでさえ)」と悪魔のささやき。
シベリア流刑の囚人たちは、自分のパンを売ってでもタバコを手に入れようとしたんだよと副店長の迫川はしみじみ(自分のことのように?)語り、「パンに勝るんすか!」と若手社員はア然。
「食後の一服がうまいというのはわかる気がするけど、目覚めの一服というのはありなの?」というほぼ非喫煙者社員の素朴な疑問に、「吸わずにはいられませんでした」と元ヘビースモーカー社員は神妙に懺悔。
そういえば、私も毎朝、開店前に必ず一服タイムをもうけてました。気持ちを静めるために吸うのですが、いつの間にか吸わないと静まらなくなって。この逆転がちょっと怖い。
駅ナカが全面禁煙にされ、近くの喫茶店やベルクには喫煙者が殺到するようになりました。厨房の中まで煙で真っ白になり、分煙化せざるをえなったのです。逆に、駅ナカのベッカーズさん(JR系列)は全面禁煙にしたことで売上が2割落ち、すぐに分煙に切り替えたそうです。2割ダウンはきつい。
それはさておき、社員たちによれば、分煙以前は煙も大変だったけど、タバコを吸えないストレスがうちにカタマリになって迫ってくるようで、それがなんとも怖かったそうです。確かにスタッフは逃げるワケにもいきませんし。分煙でワンクッションできた感じはします。
欧米で飲食店の禁煙が進んだのも、はじめは利用客じゃなく、従業員を守るためでした。店内は全面禁煙でも、店先には灰皿が用意されている。飲食とタバコがセットの文化はちゃんと生きているのです。少なくとも、JR駅ナカのように喫煙所も確保されない「全面禁煙」とはニュアンスが違う。
という話をしていたら、うちの会長(女性)が…今年77歳、非喫煙者ですが、いつものおだやかな声で、人生に煮詰まったとき、2箱だけ立て続けに吸ったことがあるとさりげなく爆弾発言。みんな、思わずカッチョエエ!!と拍手。どんな煮詰まり方をしたのか聞きそびれてしまいました。
タバコにまつわる思い出やエピソードって、吸う吸わないは別にして、意外と出てくるものですね。お客様にもこの件でご意見を募りたいのですが、罵り合いみたいにはしたくない。確かに嫌煙と煙の「共存」は難しいのかもしれませんが、タバコに執着するだけでも、毛嫌いするだけでも、永遠にすれ違うように思えてなりません。もう少し違う展開はないでしょうか。とみんなとワイワイ語り合いながら思ったのです。


ベルク店長 井野朋也


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by bergshinjuku | 2010-04-14 10:23 | 店長ブログ
「ルミネ全面禁煙問題 4」 【店長ブログ】 お客様の声も集めたい
お客様の声も集めたい

4月9日に「ニュールミネ総会」がございました。年に1回、4月に開かれるルミネさんによる全テナント(現在、池袋店も加わり1500店舗!)向け説明会です。うちからは副店長の迫川が参加させていただきました。思えば4年前、この会で私は初めて「定期契約」という言葉を耳にしました。配られた資料にはルミネさんの理念や事業計画について色々書かれてありましたが、定期契約に関しては「ルミネでは定期契約を推進しています」とあるだけでした。そして口頭のご説明でも、それを棒読みされるだけでした。
その後、各店舗個別に呼び出しがあり、密室内で定期契約にサインを迫られ、応じるテナントが続出、一部ではトラブルにも発展しました。当店はサインをお断りしたため、現在も営業継続が法的に認められております(もちろん、お客様の支援が一番の支えになっております!ありがとうございます)。
今回、事業計画に関する資料はなく、スライドで一瞬映し出されただけでした。だあーっとある中の最後に「全面禁煙」とあったそうです。よほど注意深く読まないと、見逃してしまいそうだったとのこと。また口頭では一切触れられなかったそうです。
同じ日に、ルミネエスト営業部から呼び出しがございました。「全面禁煙」に関する呼び出しはこれで2度目です(今回は「来て下さい」という命令的な調子ではなく、「お会いしたい」と相談される感じだったそうです)。応じたうちの社員が、文書でいただきたいというのと、個別でなく全体に向けて詳しくご説明いただきたいうことをお願いしたところ、決定事項ではないので文書化できない、各店舗各フロアで状況が違うのでそれぞれ会って話がしたいとのことでした。それに対して、改めて次のようにお返事するつもりです。
①何かお話があるなら、文書でいただきたい。こちらも文書でお返事させていただきます、と。密室で1対1になると(ソフトバンク代理店さんの例もあるように)言った言わないのトラブルに発展する恐れもあります。決定事項でないとのことですが、やりとり自体を記録として残しておきたいのです。
②「全面禁煙」に関することなら、お客様も参加できる説明会を開いていただきたい、と。説明会を開かない理由が、各店舗、各フロアで状況が違うということでしたら、それこそ状況に合わせて検討されるべきで、「各店舗」に「全面」を前提に話が進められるのはおかしいのではないでしょうか。

ルミネさんはテナントとの「話し合い」をいつも強調されますが、たいていお話があるのはルミネさんの方で、私どもの方ではないんですね。しかも、それがお客様に関わる大事なお話でしたら、説明会を開くか文書でという私どもの要望は不当なものではないと思われます。
元々ベルクは一服タイムのために生まれたような店です。タバコとは切っても切れない関係にあるんですね。もちろん、時代の流れを無視するつもりはございません。ただ、家主から強制されることでもないと思います。
分煙にするにしても全面禁煙にするにしても、決めるのは家主ではなく、各店舗だというのが私どもの基本的な考えです。少なくとも当店では、お客様にもご意見を伺いながら決めさせていただきたいのです。
もちろん、全面禁煙を喜ばれるお客様もいらっしゃるでしょうし、困られるお客様もいらっしゃるでしょう。難しいところですが、当面、分煙がギリギリの妥協策ではないかと私自身は考えております。いかがでしょう?
嫌煙派のお客様からも、「『全面禁煙』は行き過ぎ」「タバコの煙は嫌いだが、ベルクの雰囲気の一部になっているのは確か」というご意見をいただいております。
もし、このことで当店もしくはルミネさんにご意見・ご要望がございましたら、この記事のコメント欄か私の携帯に遠慮なくメールをいただきたいのです。
また店内でアンケートをとることも検討しております。
何とぞよろしくお願い申し上げます。

ベルク店長 井野朋也

※ご意見ご感想は店長携帯アドレス→コチラまで。


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by bergshinjuku | 2010-04-10 21:43 | 店長ブログ
「ルミネ全面禁煙問題 3」 【店長ブログ】 街のテーマ
街のテーマ

お客様より、東京都条例でタバコはどこまで規制されているか、とご質問をいただきました。
ごめんなさい。正直、私もよくわかりません。「指定された場所以外で喫煙を禁止」という条文があったと記憶していますが…。
いずれにしても、タバコの規制に関しては、すでに健康増進法がございます。恐らく飲食店に煙を管理する義務は、法的にもあるはずです。ただ、義務を怠っても罰則がもうけられていないため、法的強制力は弱いのかも知れません。
法的な問題とは別に、私が感じたことを少し述べさせて下さい。
街は長い間、喫煙者の天下でした。その反動は大きいと思います。嫌煙者は比較的最近ですね、声をあげられるようになったのは。喫煙者はそのことを心すべきです。私たちはあまりにも当たり前のようにスパスパやっていなかったかと。
ただタバコに限らず、生活習慣の異なるものどうし、いかに共存可能かというのも、多種多様な人間のルツボである街の重要なテーマだと思います。「全面」禁煙が果たしてその唯一の解決策なのかどうか、もう少し議論されてもいいのではないでしょうか。
もう一つ気になることがあります。今、何であれ臭いものにはフタをする風潮が強まっています。
公園でのホームレスの炊き出しが、「見苦しい」と住民からクレームが相次ぎ、隅へ隅へと追いやられているとボランティアの方からうかがいました。
見たくないものを見えなくしようとするのは人情だと思います。が、それが正々堂々世論としてまかり通ってしまうことに、一抹の不安を覚えるのは私だけでしょうか。

店長

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by bergshinjuku | 2010-04-06 02:28 | 店長ブログ
【店長ブログ】 批評家とは
批評家とは


『東浩紀にもの申す』という文章を先日(1月28日)、こちらに(衝動的に)のせたところ、東さんご本人からお返事をいただきました。

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ご意見、真摯に受け止めました。下北沢の件、ぼくの発言が「圧力」として機能していたというのは初耳で、戸惑っておりますが、結果としてご迷惑をおかけしていましたならばお詫びいたします。今後ともよろしくお願いいたします。
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いや、あんなタイトルにしてみたものの、実際に東さんにお読みいただけるとは思っていなかったので、正直ビックリしました。そして、その誠意ある対応に、感謝するやら恐縮するやら。さっそく、うちのスタッフに報告したところ、みんなの反応は、最初「東浩紀?だれ?」でした。

「ほら、店のカウンターに置いてある『早稲田文学』の表紙で、快活そうな娘さんと一緒にうつってる写真あったじゃん、撮影が篠山紀信さんで」と説明しても、みんなそれどころじゃない。でも「誰だか知らないけど、批判にちゃんと答えるなんて、エラい」とスタッフ間で、東さんの株は急上昇(と言うか、さっさと一件落着にしたかっただけ?)。「批判なんて、とんでもない。ちょっと喧嘩腰だったかも知れないけど、あれは私なりの東さんへの(勝手な)エール。だからご本人に何かしら響いたとしたら、やはり嬉しい。もしかしたら、批評家という言葉が東浩紀の何かに触れたのかも知れない。日本における批評家は小林秀雄以来、独特の位置にあって…」と調子にのって解説を始めると、みんなすでにゲンナリした顔で「そもそも、店長はその人にエールを送っているヒマなんてあるわけ?」「インテリの考えることはようわからん!」とブーイングの嵐。私も意地になって「いや、インテリにバカにされる存在なんだよ、批評家って!」と訳のわからんフォローをしたりして(フォロー?)。そりゃ、批評家にとっちゃ本を読むのも仕事のうち、私たちに比べたら知識もはるかに豊富でしょうが、いわば保証書付きの知識をウリにするのがインテリとすれば、それにとらわれずフットワークのよさ(トライ・アンド・エラー)で勝負するのが批評家なんだ、とわかったようなわからないような解説をまた続け…。

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by bergshinjuku | 2010-02-18 01:51 | 店長ブログ
【店長ブログ】 政治家の皆様へ

政治家の皆様へ

ベルク本を出してよかったと思うのは、より多くの方にこの店の事を知って頂けたからです。いい宣伝になりました。ただ、気になる事もあります。ネット上に続々と寄せられる本の感想は、概ね好評でホッとしていますが、「素人の乱」の山下陽光さんのように、これだけ頑張らなきゃ生き残れんのかというため息混じりなものもあります。この本がビジネス書という体裁をとっているため、成功のノウハウとして読まれてしまうのです。一応、新宿駅という特殊な立地条件にあるベルクのやり方が、どこでも通用する訳じゃないとは書いたのですが。それに私たちは「成功」のために頑張ったのではなく、この仕事が好きで続けているのです。そのドキュメントにしたかった。でも、書き方が単純過ぎたため、大手VS個人店という図式化を招いた面もあります。フランチャイズも、一つ一つのお店は個人経営です。またベルクはインディーズですが、大手企業のやり方をまねたり盗んだりした所もあります。この本で私が批判したかったのは、企業そのものよりも、むしろ企業信仰の根深さです。企業に入れば人生どうにかなるという幻想はもうとっくに打ち砕かれましたが、行政側はまだ企業を生き延びさせれば世の中どうにかなるという幻想を捨てようとしません。しかし、どうにかなるどころか、私たちは様々なセーフティ
ーネットを失い、一度失敗したら二度と這い上がれない崖っぷちまで追いつめられました。企業主体に法制度が作り変えられてきた(規制緩和された)からです。例えば、ベルクのように駅周辺の一等地に飲食店を単独で出すチャンスは事実上奪われました。ベルクも立ち退きを迫られています。お客様の支援で何とか踏ん張っていますが、ベルクの現状は例外中の例外です。駅前からインディーズが消えつつあります。目先の結果より、気長にスキルを身につけ、信頼関係を築く事に重きを置く。そういうインディーズならではの店舗経営が職業の選択肢から大幅に削られてしまったのです。企業一色では、弾き出される人がいます。消費する立場であれ、働く立場であれ。どうか政策の見直しをお願いします。

ベルク店長 井野朋也

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by bergshinjuku | 2010-02-05 22:13 | 店長ブログ
【店長ブログ】 東浩紀にもの申す

東浩紀にもの申す


「時代を斬る 若手対談」ということで、『週刊朝日』1月22日号の東浩紀と宇野常寛という2人の批評家対談を期待して拝読した。正直、肩すかしだった。要約すれば、タイトル通り、ゼロ年代には希望があった、10年代はそれを形にする時代だ、ということになろう。前向きな優等生的発言である。これなら小学生でも言えるか?論評ではなく、軽い対談(仲良しどうしの?)形式であるため、私が求め過ぎなのかも知れないが、批評家ってこういうもの?とつい思ってしまった。そこにはあまり発見や驚きがないからだ。その方面にうとい私も、お名前だけは存じ上げているので、お二人ともきっと今をときめくスターなのだろう。でなければ、わざわざ記事にする内容だろうか。お二人のおっしゃることは、いちいちごもっともだ。要するに、現状を受け入れるしかない、現実的に考えよということだろう。私も飲食店の店長だが、若いアルバイトにこのような(言うまでもない)ことをたまに言う。私自身、親にしょっちゅう言われたことだ。今、批評家に求められるのは、こういうお説教オヤジ的役割なのだろうか。

一つ気になったのは、いわゆる左翼的言説(「自由」とか「平等」を標榜する戦後民主主義もそこに含まれる)を仮想敵(旧弊)と見なし、俺たちが息の根を止めてやると息巻いているように見えることだ。あなたたちがわざわざ手を下さなくても、左翼的言説は(たぶん、右翼的言説も)もう息を引き取っている。いくら槍で勇ましくつついても、死んでいるものは死んでいるのである。それでもトドメをさしたければ、どうぞご勝手にと申し上げるしかないが。

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by bergshinjuku | 2010-01-28 01:49 | 店長ブログ