続報です。
実質15坪の店で、賃料を年間3千万円から4千万円に値上げしたいとするルミネさんのご希望に対し、文書で丁重にお断りしたところ、また呼び出しの文書をいただきました。
この賃料ですが、館内で一律いくら(正確には、一律売上の何%)という「明朗な会計」ではなく…例えば、同じフロアで賃料がうちの半分というテナントもございました…うちに対してもおっしゃることがころころ変わるため、いまひとつ根拠がつかみにくいのです。
少なくとも私どもが申し上げられるのは、これまでも幾度か家賃の値上げに応じてまいりましたが(最近では5年前)、年間1千万円という値上げ幅は桁違いであるということ、そして、その賃料ではベルクが現在の商品やサービスの質を維持しながら営業を継続するのは不可能だということです。
ルミネさんから届いた文書では、「平成20年度3月期の売上が前年同期を下回るなど大変厳しい状況にある」ことがあげられ、「ルミネエストの出店者である以上」「御負担をお願い」したいとあります。それが果たして、一千万円という賃料値上げの根拠になるのかどうか。
独自の堅実な営業努力と多数のお客様の支持により、ベルクはこれまで20年近く景気の変動に左右されず、結果的に前年比も上回り続けております(歩合なので、実は賃料も必然的にあがり続けております)。
「毎年20%の店を入れ替える」というルミネさんの短期決戦型経営戦略について、私どもは何も申し上げる立場にはございません。ただ、ベルクのような長期熟成型の店を温かく見守っていただきたいだけなのです。
ひたすらそうお願いするしかないと思っております。
ベルク店長