自分のことでいっぱいいっぱいの私が、ちょっと他人にも関心を持てる気がした。ジャームッシュの「コーヒー&シガレット」はそれだけでも私にとっては貴重な映画だ。タイトル通り、コーヒーとシガレットを軸に様々な人生模様が展開するオムニバス作品だった。思えば、ほんの数年前までコーヒーといえば普通に煙草だった。それが今、コーヒーがその効用が医学的にどんどん立証されてイメージアップしているのに対し、煙草はひたすら悪のイメージを強めている。私も何度、禁煙を試みたことか。他人の煙は苦手だし、煙草代はバカにならないし、恋の障害にはなるし〜!でも、コーヒーブレイクの一服はやっぱり至福の一時だ。そのために仕事がはかどり、健康面にも気を使う。映画でも、コーヒーと煙草は人生にさりげなく寄り添うように存在していた。正直、少し救われた。(今)

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