「ここに私いました」と、今月の釜石の写真をさして教えて下さったお客様が、私の知る限りすでに2名いらっしゃいます。
昨日も、副店長の迫川によればカウンター一番左の写真を指し(木が根元だけ残っている)、色々お話下さったそうです。メディアに対しては、悲惨な状況ばかり報じられるが、私たちのように、皆で声をかけあい、避難所よりも高い場所に逃げて全員助かった村もある。そういうことももっと報じてほしい、と(写真展でも紹介されているが、津波の危険があるときは一人で逃げろ、なるべく高いところへ、親はほっとけ、自分が助かれは親も喜ぶ、とふだんから教えられていた小学校は全員助かった)。ただ自分は船が心配でいったん高台から覗こうとしたら、もうそこまで水が迫っていて、すぐ山を登り間一髪で助かった(一人だけ死ぬところだった)。
東京の人に言いたいこと(と質問され)私たちもそろそろ自立しなければならないし、いつまでも支援に頼るわけにはいかない。ただ、私たちのことを忘れないでほしい、と。
ベルク店長

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