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ルミネ谷社長、一緒に原点に戻りましょう!
ルミネの谷社長から、またもや「警告書」めいたものをいただきました。タイトルは「通知書」といくぶんやわらかくなりましたけど‥。 内容は、当社はベルクの営業を認めていない、ただ営業している以上、ルールを守れというものです。 新ルールとされる「罰金の大幅値上げ」や「全面禁煙」については、前にも書きましたように、まだ私ども同意しておりませんし、そう簡単に「はいそうですか」と同意できるものでもありません。 特に罰金の徴収は、それ自体が国にのみ認められた権限で違法行為です。また全面禁煙も、近くに喫煙所を設置するといった配慮なしに、ただ喫煙者を排除しろというのでは納得まいりません。 一つだけ、私どもが非を認めざるを得ないのは、リースラインに関するご指摘です。確かに、震災直後、救援物資を店の外に一時的に置かせていただきました。ふつうテナントの賃貸契約では、いかなる理由であれ店(リースライン)の外に物を出してはならないことになっています。もちろん、飲食店がイーゼルや椅子を店先に置くのはどこでも(ルミネ館内でも)見慣れた光景です。通行の邪魔にならず、消防法などにひっかかりさえしなければ、あとは家主さんの裁量にゆだねられるのです。ということは、たとえ1ミリでも物がリースラインからはみ出していて、家主さんがそれを「契約違反」とおっしゃれば、その通り(法的に正当)ですので、直ちに片付けさせていただきました。 この中で一番フに落ちないのは、「営業を認めない」というくだりです。法的に営業権が認められている店に理由もなくそうおっしゃるのは、やはり不当以外の何ものでもありません。 こうした問題を私どもがベルク通信やホームページでご報告するのは、何も社会に向けて「告発」してやる!とか大それた意図があるからではありません。あくまでもお客様に向けて、情報公開の原則を貫いているだけです。 先日、お客様の応援ブログ「ラブ!ベルク!」のオフ会に参加させていただきました。お客様からいっせいに沸き起こったのは、「(ベルクの)存続問題について、いくらルミネさんに問い合わせても、当事者同士の(契約)問題だと突っぱねられる、私たちは当事者ではないのか?」というお怒りの声でした。まったく、ごもっともです。私ども(ルミネさんもベルクも)、お客様あっての商売です。当事者でないどころか、お客様こそ主役。お客様がお尋ねになるのは当然の権利ですし、ルミネさんはそれにお答えする義務があるはずです。 今、東京電力が「秘密主義」とか「独善主義」という言葉でたたかれていますね。電力は私たちの生活に大きくかかわるものです。今まで、原発に少しでもマイナスなことをいえば「反原発」のレッテルが貼られ、少しでもプラスなことをいえば「原発推進」のレッテルが貼られました。しかし、それ以前に問題なのは、電力のあり方について、私たち消費者が自分で選択することも出来ず、自分で考え議論する材料(情報)も決定的に不足していたことです。情報をオープンにせず(メディアから流れてくるのは、いつも原発に都合のいいことばかり)原発を国策として進めるのは、国民に「何も考えるな」「黙って従え」というようなものです。電力会社は、その「国策」にあぐらをかいていたように思えます(メディアの大部分もそうですが)。 ルミネさんという会社の方針は「国策」ではないものの、営業権のある店の営業を認めなかったり、お客様のご質問に一切お答えしなかったりするのは、やはりルミネさんが単なる一企業ではなく、まさに国家‥しかも独裁‥に近いからかも知れません(だからヘーキで罰金がとれるのか!後ろ盾となるJRも東電並みにメディアへの睨みがきくし‥)。ただ、ご自分たち以外でルミネさんが国家だと思う人は誰もいないでしょう。たとえ国家だとしても、このような「独善主義」「秘密主義」はもう黙って見過ごされないと思います。 ところで、最近首をひねるのが、ベルクの奥(元水着売り場)に新設されたトイレのオープン時間(朝7時~夜9時)です。以前は、その真下にトイレがございました。当然ですが、オープン時間は館内の営業時間に合わせられていました。そのトイレはルミネさんにより数年前に廃炉じゃない、廃トイレにされました。この度JRさんが新しく作って下さったトイレは(それ自体はありがたいことです!)、クローズが夜9時(館内は夜11時まで)と中途半端なのです。連日、お客様からの苦情が相次いでおります。管理するルミネさんに問い合わせても、苦し紛れに「JRの言いつけだから」でおしまい。警備員も時計を見ながら、1秒でも遅れたり早まったりすることは許されない!と9時ジャストに鍵を閉めにきます。ロボットじゃないですよ、人間ですたぶん。そりゃ、ルミネさんにとってJRさんは親会社でしょう。どんな理不尽な命令にも「黙って従え」なのがJRグループの企業体質なのかも知れません。しかし、それをテナントやお客様にまで押しつけるのはどう考えてもおかしい。 ルミネさん、今こそ「お客様のため」という原点に戻りませんか。おかしいことはおかしいといいましょう!理不尽な要求に黙って従うことありません! ベルク店長 井野朋也 ![]() ▲
by bergshinjuku
| 2011-04-21 23:48
| 店長ブログ
紀伊國屋書店新宿本店3F
『ベルクをつくった本フェア』 売行きランキング 4/20現在 スタッフのコメントともに、どうぞ! 10位 『最後のシュ-ト』ダーシー フレイ(福音館書店) 「貧困層抜け出す方法は一つ。自分の力を信じるだけ。そんなアメリカバスケ界のアメリカンドリームの実話です。夢を掴むためには才能、努力、そして運も必要だと。僕にも考えさせてくれた作品です。」(奈村武彦) 9位 『動的平衡』福岡伸一(木楽舎) 細胞と生命と人間、そして社会はつながっている。(迫川尚子) 8位 『失われし食と日本人の尊厳』弓田亨(イル・プル-・シュル・ラ・セ-ヌ) 食を語るには何が必要か。(迫川尚子) 7位 『生みすてられた子供たち』シーファ(井村文化事業社) 「タイのバンコクって、その雑然とした空気、面白さが新宿に共通するものがある気がするんです。新宿からそんな空気が無くなったらつまんないですよね。これはそんなバンコクの70年代を舞台に描いたアジア現代文学の大名作です!」(井野冬二) 6位 『コ-ヒ-が廻り世界史が廻る』臼井隆一郎(中央公論新社) 「コーヒーという因果を通してようやく私は世界史を生々しく感じられました。ベルクも、古今東西のコーヒーハウスと共通するものがあるのではと、ワクワクさせられた逸書!」(愛染恭介) 5位 『マカロニほうれん荘 1巻』鴨川つばめ(秋田書店) 「ここには全てがある濃縮還元人生劇場。衝撃を受けた小学生の頃、ほとばしる笑いのパワーにベルク精神が養われました!」(愛染恭介) 4位 『セブン-イレブンの正体』古川琢也(金曜日) セブンイレブンの裏側に迫るルポルタージュ。(井野朋也) 3位 『人間の顔をした科学(市民科学ブックス1)』高木仁三郎(七つ森書館) 「高木仁三郎さんの遺作です。原発について放射能についての知識を。知ることにより不安は軽くなり適応力に」(迫川尚子) そして・・・・・・・・ 2 位 『食の職-小さなお店ベルクの発想』迫川尚子(ブルース・インターアクションズ) 1 位 『新宿駅最後の小さなお店ベルク』井野朋也(ブルース・インターアクションズ) でしたー!!!! 他にも、 名作絵本『長谷川くんきらいや』長谷川集平、池波正太郎『鬼平犯科帳』、吉本隆明『悪人正機』、榎本俊二『ムーたち』、中原昌也『名もなき孤児たちの墓』、平井玄『路上のマテリアズム』など。 4/30まで開催中! ぜひ紀伊國屋新宿本店3Fにお越しください! ![]() 必見♪ 「ベルクをつくったおいしい本」フェア 紀伊国屋新宿本店さん3Fで4/30までやってます! http://norakaba.exblog.jp/16150306/ ![]() ▲
by bergshinjuku
| 2011-04-21 11:05
| +その他+
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ベルクとは? JR新宿駅東口から徒歩15秒のインディーズカフェ。都会のオアシス、なんて陳腐な言葉は使いたくないけれど。 モーニングサービスからブランチ、休憩のイップク、仕事あがりの一杯まで最高のメニュー、空間、音楽!スタッフ一同お待ちしております!! ビア&カフェ BERG (ベルク) 7:00〜23:00 東京都新宿区3-38-1 ルミネエスト B1 ブログからお越しのお客様はこちらへどうぞ。↓ http://www.berg.jp/ ライフログ
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